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 本校は、明治33年(1900年)に郡立加美蚕業学校として創立され、昭和40年には文部省(当時)より、「自営者養成農業高校」(パイロットスクール)の指定を受け、今年で126年を迎える農業の専門高校です。卒業生は18,000余名にのぼり、地域はもとより県内外、さらには全国各界で活躍し社会に大きく貢献をしています。

 本校の校訓は「心を耕す」と書く『耕心』です。これは「飽くことなき文化への憧れと創造」、「豊かな人間性の開発」、「強い意志の鍛錬」を意味し、「人生への日々新たな希望と喜びの指標」と仰がれています。本校の校地面積は813.457m2(東京ドーム約17個分)と全国屈指の広さを誇り、船形山を望む豊かな自然環境の中、栽培や飼育を中心とした命を向き合う学習活動を通じて、命を慈しむ心豊かな生徒の育成を行っています。設置学科は「農業科」「農業機械科」「生活技術科」の3学科となっています。各学科とも特色あるカリキュラムのもと、生徒の学力向上と農業実践力を育成するために、地域と一体となった教育活動を推進しています。

 また、耕心寮における寮教育は、本校教育の根幹となる特色です。新入生は各学科とも一定期間の入寮期間において、充実した支援体制や快適な設備のもと、基本的な生活習慣や自主性、協調性などを培いながら、規則正しい和やかな共同生活を送っています。

 さらに、本校の特色ある伝統行事の全校田植えや収穫感謝祭をはじめ、部活動や生徒会・農業クラブ・家庭クラブ・寮生会、地域ボランティア活動などの様々な行事に一人ひとり目的意識を持って取り組んでおり、令和7年度は相撲部団体、個人のインターハイ出場、全国高等学校総合文化祭弁論部門出場、ビブリオバトル全国大会出場、ものづくり部のエコマイレッジチャレンジ全国大会出場、さらには2025マインクラフトカップ全国大会2部門で入賞など、数々の成果を残しています。加えて昭和63年から、韓国の水原農林高等学校(現・水原農生命科学高等学校)と教育文化交流を行っており、平成3年6月には同校と姉妹校締結を行い、隔年で訪問と招待を続けています。

 本校では令和6~7年度、文部科学省「マイスターハイスクール」の指定を受け、学校、産業界、地域が連携を深めながら、専門性の高い技術の習得と人材育成に取り組んでまいりました。2年間の研究で得られた深い知見と人との繋がりを財産として、地域の未来を担う創造性豊かな生徒を育てるためにさまざまなプログラムを実践し、地域連携をさらに推進していく所存です。

 本校は、何事にも意欲的に学び、地域を支える重要な担い手となる生徒の育成を目指し、教職員一丸となって生徒一人ひとりの自己実現と進路実現を支援しています。広大な敷地面積を誇るこの加美農業高校で学びたいと希望する中学生の皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 今後とも、保護者の皆様や地域の方々に応援をいただきながら、教職員と生徒との強い信頼のもと、「チーム加美農」として教育活動を推進してまいりますので、皆様の御理解と御支援を心よりお願い申し上げます。

 

宮城県加美農業高等学校 校長 長内 志郎