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 本校は、明治33年(1900年)に郡立加美蚕業学校として創立され、昭和40年には文部省(当時)より、「自営者養成農業高校」(パイロットスクール)の指定を受け、今年で124年を迎える農業の専門高校です。設置学科は、農業科、農業機械科、生活技術科の3学科です。卒業生は18,000余名にのぼり、地域はもとより県内外、さらには全国各界で活躍し社会に大きく貢献をしています。

 本校は高い専門性を有した教職員が一丸となって、「高い『志』を持って何事にも果敢に挑戦し、専門的な技術・技能と豊かな人間性を身に付け、「チーム加美農」をスローガンとし、地域とともに農業界の次代を創造する人材を育成する」という学校教育目標の実現に取り組んでいます。さらに、「校訓『耕心』を目指し、生涯学習の観点に立って」という教育目標のもと、「高い志を持ち、自ら意欲的に学ぶ生徒の育成」、「情操豊かで、心身ともに健全な品格ある生徒の育成」「社会性を身につけ、地域を支える人材の育成」を実践しています。加えて、本校の校地面積は813,457m2(東京ドーム約17個分)と全国屈指の広さを誇り、船形山を望む豊かな自然環境の中、実際の農業経営的体験を踏まえた学習活動を通じて、生命を慈しむ心豊かな生徒の育成も行っています。

 また、耕心寮における寮教育は、本校教育の根幹となる特色です。新入生は各学科とも一定期間の入寮期間において、充実した支援体制や快適な設備のもと、基本的な生活習慣や自主性、協調性などを培いながら、規則正しい和やかな共同生活を送っています。          

 本校の3年間の学びを通して、身だしなみ、挨拶、礼儀、マナーとともに、社会人基礎力と呼ばれる「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育成していきます。また、今ある命の有難さに感謝するとともに、他者を尊重し互いに支え合い、逆境や困難を乗り越える力(レジリエンス)の育成に努め、各学科において、専門的で高度な複数の資格を取得することにより、それぞれの専門性を大きく伸ばすとともに学科間連携を推進し、地域の課題解決に取り組みます。その過程における目標達成に向けてやり遂げる力を、将来を切り開き生き抜く力に昇華させていきます。さらに、インターンシップ等の実践的な学習を通じて、本物の職業人をデザインし、自己の進路の実現に努めます。これらのことを意識した学習内容・学習方法を創意工夫し、ICTの活用や探究的な学びを通して確かな学力を向上させるとともに、部活動、生徒会活動等をさらに充実させることにより、主体性を伸長させることにつなげています。加えて、地域社会への貢献という視点で、自ら考え行動させることで、将来にわたって農業スペシャリストとして活躍できる人材の育成に努めます。

 学校教育目標を実現するための様々な教育活動により、全ての生徒、保護者の皆様から、加美農業高等学校で「学んでよかった」「入学させてよかった」と胸を張って言っていただける学校であり続けるために、本校すべての教職員が一丸となって、すべての生徒が生き生きと輝く学校づくりに向け全力で取り組んで参ります。今後とも変わらぬ御理解と御支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

宮城県加美農業高等学校 校長 川上 剛弘

 

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