先進校視察報告(福島県立小名浜海星高等学校)
1 学校概要
令和3年4月に旧福島県立小名浜高等学校と福島県立いわき海星高等学校が統合され、新たに発足した。県内唯一の水産系学科群を有し、普通科・商業科と合わせて6学科を展開する職業教育推進校である。
2 地域連携の取り組みについて
1)収穫体験と商品開発
水産科及び商業科では、実際の農産物に触れる機会が多くはない。収穫や受粉の体験を通して、自分たちが加工・販売しようとしている農産物への理解を深めることをねらいとしている。
①広野町でのみかん収穫
収穫したみかんをサイダーに加工し、みかんサイダーフロート等の商品を開発。地域のイベントでの実演販売を行ったり、ふるさと納税の返礼品として販売したりしている。
②いわき市でのキウイ収穫
収穫したキウイを果汁飴に加工し、飴を材料にフルーツわたあめを開発。地域のイベントや校内販売を行っている。
2)実演販売
課題研究や総合的な探究の学習の時間を活用して、校内や地域の事業者等の敷地の一部を借用したり、商業施設等で行われるイベントに参加したりして販売実習を行っている。生徒自身に、収穫や加工にかかった費用を考慮した原価計算を行わせ、適切な販売価格を設定させている。
インターネットを利用して、サバ加工品缶詰等を販売している。SNS等を利用して宣伝も行っているが、情報の拡散が学校関係者周辺に限定されてしまう課題があるとのこと。対面販売を積極的に行うことで、地域や外部の人々に認知してもらうことが確実な手段である。
サバ加工品缶詰
3 法人との連携
フルーツわたあめを作成する際に用いる機材を常時レンタルしており、生徒がいつでも練習できる体制が整っている。また、販売時にキャッシュレス決済ができるよう、コード決済事業者との契約を行っている。
4 宮城大学との連携
缶詰作成の際に出た内臓などの残渣や商品価値のない魚・低利用魚を使って、魚醤づくりを行っている。
低利用魚による魚醤
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宮城県加美農業高等学校
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