耕心寮ブログ
卒寮を迎えて
暖かな日差しが差し込んだ2月3日(金)3年生20名の巣立ちの日がいよいよやってきました。
3年前の6月,分散入寮から始まった彼らの生活は多くの新しいルールとの共存でした。
制限に制限を重ねた生活の中でも,先輩との交流や友達との関わり合いを楽しみながら生活習慣を身につけました。
後輩も入ってくるにつれ,徐々に人としての厚みも増し,本当に頼もしい3年生へと成長する姿がありました。
「友達と過ごせてよかった」「ここまで頑張ることが出来て良かった」と,多くの「良かった」を聞くことが出来ました。
笑顔の卒寮式となりました!新天地でもたくさんの「良かった」を見つけて下さいね。
復活!室内スポーツ
寮内の中央には天井の高いホールがあります。しばらくの間はそのホールでお喋りをしたり,座ってテレビを観たりと過ごしていました。今年に入り,いよいよ室内スポーツが復活しました。こちらも3年ぶりとなります。賑やかさが戻ってきて,学年を越えた交流もますます活発になりました。
さて,
こちらは寮庭です。2月に入るとほぼ毎日が雪景色。朝6時には雪かきボランティアの出動です。
「みんなで行う雪かきは,寒い・・眠い・・を越えて『楽しい!』が味わえるんですよ!」と,何とも頼もしいコメントです。
寮生活は日常のひとつを切り取っても様々な姿を見ることが出来ますね。
歓送会が行われました
1月19日(木),寮生が全員集まっての歓送会が行われました。
全員参加のスタイルは3年振りとなります。
思い返せば分散入寮から始まり,新しいルールや制限のある寮生活。苦労も多かったと思います。
寮生活の思い出話の中には「今だから言える話・・・。」もありましたが,
「人と話すことや気持ちを伝えるのが苦手だったけれど,寮で友達が出来て本当に嬉しかった。」
という内容が多かったのが印象的でした。
寮生活は時として窮屈な場所でもありますが,中身の濃い特別な高校生活を送ることができる場所でもあるのだな,と感じています。
心温まる素敵な歓送会でした。
3年生の皆さんお疲れ様でした!
コミュニケーション講座
~コミュニケーションカードを使って自分を知ろう,友達を知ろう!~
というテーマで寮講演会が行われました。
集団生活をしてる中でのちょっとした気持ちのすれ違や言葉のすれ違い。「どうして・・?」その「どうして?」を本日の講座では目に見えるかたちでグループワークをしていきました。
みんなが考えている「コミュニケーション能力」とは?から講座は始まりました。俗に言う”コミュ力”とは,実は「人に理解してもらう力と人を理解する力」のことだったとを知り,序盤からの驚きがありました。さらに良いコミュニケーションとは,個性を認め合い活かし合うことだとお話がありました。
自分を知るワークでは,カードの中から自分の気持ちや考え方に近いカードを並べて行きます。
みんな違って当たり前。隣の人は自分とどこが違うのかな?と,興味津々の時間が続きます。
終始講演会は大盛況。
振り返りの中で,生徒たちはたくさんの新しい気づきがあったようです。
「人は違って当たり前。心理テストみたいで面白かったです。」
「自分がどんな人間かが分かったような気がします。」
「カードを使って,より自分を知って貰えて良かったです。」
今度は職員でもやってみたいですね。本日はありがとうございました!
美味しく実りました
加美農の秋の風景と言えば「りんご」です。鈴なりに実っているリンゴの風景は圧巻!
農場で育てているリンゴの品種はなんと25種類とのこと。数ある品種の中で寮の食卓には「紅将軍」「秋陽」「もりのかがやき」「ジョナゴールド」「シナノスイート」「シナノゴールド」と,毎回違う品種のリンゴが登場しております。(すごい!!)
生徒が食堂に入り、リンゴを目にすると「これは加美農の?」と必ず聞いてきます。「そうだよー。」と答えると「やっぱりねー。美味しいからね。」と得意気な顔をします。四季を通じてリンゴが育つ風景を味わいながら実りの秋に頂けることは幸せなことですね。
本日もごちそう様でした!